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漢方薬

覚えよう!葛根湯

漢方女史

風邪の引き始めに処方される漢方薬「葛根湯」を覚えましょう!

『風邪の引き始めに葛根湯』という有名なCMがありましたが、葛根湯とはそもそもどんな漢方薬なんでしょう?

配合されている生薬は7種類です。

桂皮、芍薬、生姜、大棗、甘草、葛根、麻黄

桂枝湯と配合がとても似ているとお気づきになられたでしょうか?

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桂枝湯+葛根と麻黄=葛根湯

桂枝湯に2種類の生薬をプラスしたものが葛根湯というわけなんですね!

葛根湯はどんな症状に効くの?

八網弁証表証、寒証、実証
気血水なし
臓腑
薬効分類解表剤

これまた、桂枝湯と良く似ています。

違いは八綱弁証の病勢が「実証」になっているところです。

葛根湯のベースになっている桂枝湯の配合

桂枝・・・温め効果があり、昇浮薬として働く。

芍薬・・・筋肉や強張りをほぐす。補血作用も。

大棗・・・身体の痛み、強くひきつれるものを治す。補気薬。

生姜・・・発散の効果があり。

甘草・・・調和、痛みの緩和。

葛根湯の生薬① 葛根

背中の強張り、呼吸困難や汗が出るものを治します。

葛根湯の生薬② 麻黄

喘息のような呼吸困難、悪寒や汗の出ないものを治す。

まとめ

葛根湯は桂枝湯をベースにしたもので、葛根と麻黄の生薬がプラスされています。

葛根は身体を冷やす効果があり、麻黄は強く発汗を促します。

ある程度、体力が充実している人の風邪の初期症状に使う漢方薬だと覚えましょう。