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漢方ノート

【漢方ノート11】古典の歴史と基本のレシピ

漢方女史

薬膳の歴史と古典レシピについて、私の漢方ノートを公開していきます。

薬膳の歴史

遠古の時代神農が百草を『神農本草経』にまとめる。薬には上品、中品、下品があると記す。
夏の時代酒の作り方を発明
商の時代湯王に仕えた伊いん『湯液経』で、生薬の組み合わせから煎じ薬を抽出する方法などを記す。
西周の時代食医という仕事について『周礼』に書き記される。酢や味噌、醤油など発酵食品が発明される。
春秋戦国中医学の基本理論が記された『黄帝内経』が記される。食材の四気と五味について解説。
後漢張仲景が『傷寒雑病論』の記す。食事の食べ方の指導も。

薬膳の古典レシピ

半夏糠米湯

材料・・・半夏、糠米

効能・・・健脾化痰、調和脾胃

現代アレンジ・・・半夏は淡を溶かすので、みかんの皮、大根、しそ、春菊、とうがん、のり、昆布などで代用。糠米は玄米のこと。

どんな人に使う?・・・胃腸の弱い人

桂枝湯

材料・・・桂枝、芍薬、棗、甘草、生姜

効能・・・解肌発表、調和営衛

どんな人に使う?・・・風寒風邪の引きはじめに

注意事項・・・熱証の人は❌

百合鶏子湯

材料・・・百合根、鶏卵

効能・・・養陰潤燥除煩

どんな人に使う?・・・陰液の不足を補う

注意事項・・・外観病、寒証の人は❌

当帰生姜羊肉湯

材料・・・当帰、羊肉、生姜、胡椒、山椒

効能・・・温陽散寒、養血補虚、活血止痛

どんな人に使う?・・・陽虚による冷えのある人

注意事項・・・熱証は❌